青島みかん
真珠のふるさと鳥羽が生み出す とばみかんの産直
青島みかんの収穫が始まるころは、寒さもひとしお、みかんを切る手が凍えます。それでも切っているうちに、体が暖かくなってきます。 蜜柑の収穫は、一個一個丁寧に収穫されます。ホズが隣の蜜柑に刺さるのを防ぐため、最初、蜜柑の木から切り取り、さらに手元でもう一度丁寧に切る「二度切り」を行います。 また防寒を兼ねた手袋を着けることにより、爪による果実への傷を防ぐ役割も担っております。 10時をすぎるころには、冬の日照を受けて着込んでいた、服を一枚脱ぎ捨てます。 10時の休憩には鳥羽市周辺、磯部、鵜方からも朝早くから収穫作業に来てくれている善男善女の談笑の時間となります。 「もっと丁寧に草を刈ってもらわんと、草のドロボウが、いっぱい服についてかなわんわ」と怒られるのもこの時です。 冬の夕刻はあっと言う間にやってきます。肌を刺すような寒い時もあります。4時30分ころには、年をとったばあちゃんには、少しみかんが見えにくくなり、 今日の収穫作業の終了となります。その間私はみかんを運んだり、コンテナの手配をしたりと大いそがしです。
三重県鳥羽市浦村町2297
園主 前川 茂
電話FAX 0599−32−6005
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